コミュニケーションデザイン専攻

デジタルデザイン論レポート

G13025 衣装を彩るプロジェクションマッピング

今、様々な舞台演出としてプロジェクションマッピングが使われている。

その中でも、テキスタイルという面から プロジェクションマッピングの利用法を考えていきたいと思う。

 

昨年、カンヌ国際クリエイティブ・フェスティバルにて、Perfumeプロジェクションマッピングを利用したパフォーマンスが世界中で話題になった。

本来 プロジェクションマッピング は高性能プロジェクターを利用して建物や空間などの静止しているものに映像を投影する技術であるが、ここでは踊る本人達の衣装に合わせてリアルタイムで直接映し出されるようになっている。

 それだけではなく、ファンの人たちのツイッターでのツイートを映していくことでメンバーを浮かび上がらせるといった、クリエイターの一方通行ではなくファンの人たちと共に創る演出も行われた。 

 

 この技術を利用すれば、舞台劇などの演出は大いに進化するだろう。

衣装の柄が変わるということだけではない。例えば登場人物の心理などの抽象的な表現をするときやファンタジックな物語をするときに、今までは照明などで演出していたものを、 プロジェクションマッピングでエフェクトをつけたり、服のまわりに妖精が舞っているような演出をすることもできる。

 

他にも劇だけではなく、結婚式をよりロマンチックに演出することもできる。

先に述べたファンたちと共に創っていく演出のように、友人たちのメッセージやイラストなどを組み合わせたものを新郎新婦の真っ白な衣装に映し出すなど、非日常的で楽しい披露宴を演出できることだろう。

今はまだ実現は難しいだろうが、一般の人たちにもこういった技術を主催側として楽しめるように提供していくことも、私たちクリエイターの役割であると思う。

 

 

 <参考URL>

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=gI0x5vA7fLo

http://white-screen.jp/?p=28633

http://gori.me/music/33943